第93回国際毛織物大会はアデレードで円満に開催された

4月16-18日、IWTO第93回国際毛織物大会はオーストラリア、南オーストラリア州州都アデレードで円満に開催された。世界から300人以上の業界従事者や関連各分野の代表が参加した。中国代表団は、中国紡績工業連合会の楊兆華副会長と中国毛織業界協会の劉家強会長のリーダーで、国家検査機関、毛織貿易機関、製造企業、産業クラスター政府など30人以上の代表からなる代表団が参加した。

会議の内容は幅広く、羊毛繊維から端末製品、ブランド価値及び小売市場の分析、基準の制定、EU服装ラベルの立法紹介などに及ぶ。研究分野は炭素排出削減、炭素足跡、持続可能な発展及び製品トレーサビリティ、羊毛室内織物の応用と探索共有、羊毛製品の健康性及びその応用羊毛貿易市場情報分析、端末小売ブランドへの料金トレンドなどを共有する。同時にIWTOの各ワーキンググループも会議でそれぞれの分野の年間作業を共有した。

会議は世界の毛織物業界に相互共有、交流強化、情報交換のプラットフォームを提供した。中毛協は中国を代表してIWTO国家委員会の執行委員会に26年間参加し、中国の毛織物業界と企業が国際プラットフォームでより多く声を上げることを組織し、奨励した。今回、中国から来た2人の代表が会議で発言を分かち合った：内蒙古自治区繊維品質監視センター/国家毛織物品質検査測定センターの王莉主任、IWTO中国国家委員会主席、浙江紅太陽毛紡績有限公司総裁楊少位。

今回の会議の各分野とブランドの炭素足跡と羊毛の持続可能な発展に対する重視度は、羊毛の持続可能な発展の中で各国が行っている仕事を見ることができる。王莉氏は講演の中で、中国が毛織物分野で展開している羊養殖環節の炭素足跡の研究を紹介し、飼料、エネルギー利用、養殖技術、糞便及び土壌管理、炭素貯蔵及び産地追跡などの分野から皆さんにすばらしい解説を行い、既存の産地追跡方式及び生物指紋技術の共有を重点的に紹介した。炭素排出計算の基礎に効率的な新しい考え方を提供した。

楊少位氏は講演の中で、毛織物業界が直面している挑戦を紹介し、全産業チェーンのデジタル化生態系の構築から産業チェーンの上下流を通じた効果的なデータ伝播、企業の実践から持続可能な仕事のために深く説明した、企業のモデルチェンジとアップグレードとデジタル化とインテリジェント化が将来の炭素排出データの収集と顧客のための製品追跡方案の実行可能性を共有することを紹介した。重点的にみんなに知能立体倉庫、AI毛条清潔度測定器などの技術を紹介し、企業の労働強度の低下と作業環境の改善などを支援した。

中国青年代表が開会式で自己紹介

南山智尚はIWTOスポンサーとして今回の大会に出席した。南山智尚は世界有数の毛織服装産業チェーン一体化会社であり、主な業務は精紡ラシャ及び服装製品の研究開発、設計、生産と販売を含む。会社の総合装備実力は同業界の先進レベルに位置し、リードする大型精紡緊密紡績生地と現代化洋服の生産基地である。会場外の南山智尚ブースに生地、服装の2大展示エリアを設置し、精紡緊密紡績生地、OPTIMアウトドアスポーツウール生地、既製服などを展示し、多くのグローバル貿易パートナーを引きつけて交流、協力を行った。

会議後、劉家強会長はわざわざ南山智尚シドニー豪州支社と南山シドニーにあるSweven牧場を訪問した。南山グループオーストラリア有限会社の宋建民会長は劉家強会長と仕事の交流を行った。

（出所：中国毛織業界協会）