進博会：GBARTデジタルグリーン捺染技術によりシルク捺染汚水を99%削減

中国館内に展示されているGBART活性無水洗捺染一体機。陳迪摂

第7回中国国際輸入博覧会（以下、進博会）が開催されている。中国館の「土地に応じた新質生産力の発展」という章のエリアでは、「捺染汚水の99%削減」を実現できる捺染設備が多くの注目を集め、シルクという歴史的な古典産業の新しい姿を対外的に示している。

上記の展示エリアでは、精巧でエレガントな進博会記念スカーフ画「進博の光」が壁に掛けられ、進博会マスコットの進宝、上海都市ランドマークなどの要素が巧みに融合している。今回展示されたGBART活性無水洗捺染一体機を利用して、このようなオーダーメイドスカーフを生産し、捺染過程はほとんど汚染されず、しかも生産過程は紙を印刷するように簡単である。

設備研究開発企業の万事利シルクの李建華董事長は、「伝統的な捺染過程では水資源の消費が大きく、汚水の排出が多いため、紡績業界は従来から高汚染、高エネルギー消費という印象を与えてきた。私たちは10年かけてこの設備を研究開発し、GBARTデジタルグリーン捺染という核心技術を通じて、人工知能技術などを融合し、綿、麻、糸、毛などの生地上の微小分子に必要な染料量を精密に計算することができ、捺染率が100%近くになることを実現し、それによって糊付けと水洗の段階を免除し、捺染汚水の99%削減、エネルギー消費69%の節約を実現した」

1台の機械がこれまでのすべての生産段階をカバーし、小ロットの迅速な引き渡しを実現できるという特徴により、この敷地面積の小さいGBART活性水洗不要捺染一体機も捺染工場をオフィスに入れることが可能になったという。

「現在、GBART活性無水洗捺染一体機は中国の紡績業界で普及し始めており、これによって紡績業界のグリーン転換と持続可能な発展を推進したい」と李建華氏は述べた。

（出所：中国新聞網）